前回の続きです。
今回から、IBの「未来のコンピテンシー」(Competencies in the future)について説明します。

「未来のコンピテンシー」に関するIBの調査研究
IB(国際バカロレア)は、教育プログラムやカリキュラムの見直しと開発、学習と教育の効果向上のために、様々な調査研究を行っています。
出典:
https://www.ibo.org/research/curriculum-research/cross-programme
そうした調査研究の中に、「未来のコンピテンシー」(Competencies in the future)という研究(最初の報告は2020年)が含まれています。これは調査研究段階のものであり、IBの確定した立場ではないとの理解ですが、興味深い内容ですので、この「未来のコンピテンシー」の内容について紹介します。
出典:
https://www.ibo.org/research/curriculum-research/cross-programme/competencies-of-the-future
IBは、「教育の未来においては、生徒が成長するために必要な主要コンピテンシーに焦点を当て、テクノロジーによって置き換えられにくい人間固有の資質(human qualities)を育むことが求められる」との想定のもと、それら主要コンピテンシーについて研究しています。IBはこれを、「未来のコンピテンシー」(Competencies in the future)と呼んでいます。
IBの「未来のコンピテンシー」の初期セット
本ブログ執筆時点(2025年10月)で暫定的に挙げられている主要コンピテンシーは、次のとおりです。(まだ調査研究は続いており、あくまで暫定的なもの(初期セット initial set)です。)
- 分析的思考(Analytical thinking)
- 創造的思考(Creative thinking)
- 批判的思考(Critical thinking)
- 倫理的思考(Ethical thinking)
- 異文化理解(Intercultural understanding)
- 生徒の主体性(Student agency)
次回から、それぞれの意味について紹介していこうと思います。
元塾 藤本豪


