今回から、IB(国際バカロレア)の定める主要コンピテンシーについてお話しします。

IB(国際バカロレア)とは?

IB(International Baccalaureate 国際バカロレア)は、1968年にスイスで始まった、世界で活躍できる人材を養成するための学習プログラムです。

IBの認定を受けた学校で学ぶと、世界中の大学で使える入学資格(国際バカロレア資格)を得ることができるため、各国のインターナショナルスクールの中にはIBの認定を受けている学校(IB認定校)があります(他方で、IB認定校以外のインターナショナルもあります。)。

また、インターナショナルスクールでない日本の学校の中にもIB認定校があります(日本の公立学校の中にもIB認定校があります)。

2025年3月時点、世界160の国と地域においてIB認定校は約5,800校あるとのことです(出典:https://ibconsortium.mext.go.jp/about-ib/school/?utm_source=chatgpt.com)。IBが非常に国際的かつ有力な教育プログラムであることが分かります。

詳しくはIBのWebページや、その他の解説サイトをご覧ください。

https://www.ibo.org/about-the-ib/the-ib-by-region/ib-asia-pacific/information-for-schools-in-japan

https://www.ibo.org/about-the-ib

IB(国際バカロレア)の「学習者像」(Learner Profile)

IBは、次の「学習者像」(Learner Profile)を定めています。

出典:

https://www.ibo.org/globalassets/new-structure/brochures-and-infographics/pdfs/what-is-an-ib-education-ja.pdf

https://www.ibo.org/contentassets/fd82f70643ef4086b7d3f292cc214962/learner-profile-en.pdf

  • 探究する人(Inquirers)
  • 知識のある人 (Knowledgeable)
  • 考える人 (Thinkers)
  • コミュニケーションができる人 (Communicators)
  • 信念をもつ人 (Principled)
  • 心を開く人 (Open-minded)
  • 思いやりのある人 (Caring)
  • 挑戦する人 (Risk-takers)
  • バランスのとれた人 (Balanced)
  • 振り返りができる人 (Reflective)

それぞれの意味については、次のURLの資料の3頁と4頁をご覧ください。(本当は引用して紹介したいのですが、複製厳禁とのことなので、URLの掲載にとどめます。)

https://www.ibo.org/globalassets/new-structure/brochures-and-infographics/pdfs/what-is-an-ib-education-ja.pdf

所感

「なるほど、そんな人に育ってほしいな。」と思わせる学習者像だと思いました。このような人は、仕事でも仕事以外でも、成功を収める可能性が高いでしょう。一つ一つの内容もわかりやすく、非常に洗練されたリストだと思いました。

個人的に、「思いやりのある人 (Caring)」が入っているのが良いと思いました。Caringというのは、心のなかで思っているだけでなく、実際に人助けをするというニュアンスがあります。

「信念をもつ人」(Principled)は、自分の原則を持ち、それに従って行動できる人ということですね。

次回に続きます。

元塾 藤本豪