前回まで、ノルウェーの定めるコンピテンシーのそれぞれについて、ノルウェー教育訓練庁による説明を紹介してきました。

ノルウェーのコンピテンシー まとめ

教育と訓練の核心的価値(Core values of the education and training)

・ 人間の尊厳(Human dignity)

・ アイデンティティと文化的多様性(Identity and cultural diversity)

・ 批判的思考と倫理的意識(Critical thinking and ethical awareness)

・ 創造の喜び、関与、探求への熱意(The joy of creating, engagement and the urge to explore)

・ 自然への敬意と環境意識(Respect for nature and environmental awareness)

・ 民主主義と参加(Democracy and participation)

教育及び総合的成長のための原則(Principles for education and all-round development)

・ 社会的学習と発達(Social learning and development)

・ 教科における能力(Competence in the subjects)

・ 基本スキル(The basic skills)

・ 学び方の学び(Learning to learn)

・ 教科横断的テーマ(Interdisciplinary topics)

   ・ 健康と生活技能(Health and life skills)

   ・ 民主主義と市民性(Democracy and citizenship)

   ・ 持続可能な発展(Sustainable development)

個人的には、考えさせられる言葉や新たな視点を与えてくれる言葉が多く、非常に勉強になりました。これは、もともと私の知識が少ないということもありますが、ノルウェーと日本では考え方がだいぶ異なるということでもあると思います。

所感

当然のことですが、ノルウェーの社会と日本の社会は異なるので、ノルウェーの考え方をそのまま日本に持ってきても上手くいかないでしょう。

しかし、人と社会のwell-beingの実現という目的を実現するためには、国内外の智慧を広く学び、活用できるものについては活用する(そのままでは日本で活用できないものは、日本の社会に適合するよう変化させて活用する)ことが望ましいのではないでしょうか。

これまで紹介してきた、ノルウェーのコンピテンシーに関する説明は、そのためのヒントを提供してくれるもののように思います。

元塾 藤本豪