前回に続き、持続可能な発展(Sustainable development)について、ノルウェーの教育訓練庁の説明を紹介します。

持続可能な発展(Sustainable development)

持続可能な発展(Sustainable development)について、ノルウェー教育訓練庁は、以下のとおり説明しています。

ノルウェー教育訓練庁のウェブサイト上の説明から一部を省略して紹介します。)

「学校における教科横断的テーマ(interdisciplinary topic)としての持続可能な発展は、生徒が社会における基本的なジレンマや動向(developments)、そしてそれらに対処する方法を理解する助けとなるものでなければいけません。持続可能な発展とは、地球上の生命を保護し、現在ここに住む人々のニーズを満たしつつ、将来の世代がそのニーズを満たす可能性を損なわないことを指します。持続可能な発展は、社会的・経済的・環境的条件が相互に関連している(interconnected)という理解に基づいています。私たちの生活様式や資源消費は、地域的(local)、広域的(regional)、そして地球規模の結果をもたらします。

生徒は、このテーマに取り組むことで、責任ある選択を行い、倫理的かつ環境意識を持って行動する能力を養わなければなりません。生徒は、あらゆる個人の活動や選択が重要であることを理解する必要があります。このテーマには、環境と気候、貧困と資源の分配、紛争、健康、平等、人口動態、教育に関連する問題が含まれます。生徒は持続可能な発展の様々な側面について学ばなくてはなりません。

テクノロジーは、人間、環境、社会に多大な影響を及ぼします。したがって、テクノロジーの能力と、テクノロジーと持続可能な発展の社会的・経済的・環境的側面との関連性に関する知識が、ここでの重要な議論点(discussion points)となります。テクノロジーの発展は問題解決に寄与する一方で、新たな問題を生み出す可能性もあります。テクノロジーに関する知識とは、テクノロジーの利用によって生じうるジレンマを理解し、それらに対処する方法を学ぶことを意味します。」

所感

個人的には、「生徒は、あらゆる個人の活動や選択が重要であることを理解する必要があります。」という部分がとくに重要だと思いました。持続可能性(サステナビリティ)の問題は、問題が大き過ぎるのと、目に見える現在の問題ではなく将来の問題であるという点で、きちんした教育がないと他人事としてとらえてしまいがちな分野だと思います。その教育の中で、あらゆる個人の活動や選択が重要であるということを、しっかり伝えていく必要があると考えます。

次回に続きます。

元塾 藤本豪