前回に続いて、リテラシー(Literacy)が各教科とどのように結びついているかについて紹介していきます。(全文の翻訳ではなく、とくに重要と思われる部分のみ書きます。)

■ 芸術

生徒はリテラシーを活用して、アーティストとして及び鑑賞者として、知識とスキルを育成し、応用し、伝達します。

制作と応答を通じて、生徒は自身の作品や他者の作品を創造、構成、設計、分析、理解、議論、解釈、評価する過程で、リテラシースキルを向上させます。

■ 技術(Technology)

生徒は、アイディア、概念、詳細な提案を多様な対象に伝える方法を学びます。

生徒は、アイディア、概念、詳細な提案を多様な聴衆に伝える方法を学び、技術に関する詳細な書面指示(図解や手順書を含む)を読み解釈する能力を養います。これにはソフトウェアユーザーマニュアル、デザイン要件書、パターン、レシピなどが含まれます。

また、正確な注釈付き工学図面、ソフトウェア指示書、コーディングを作成し、プロジェクト概要、要件書、コンセプト提案、プロジェクト管理提案、評価、工学分析、ライフサイクル分析、プロジェクト分析報告書を執筆し、生産のための詳細な仕様書を作成します。

生徒は、多くの技術情報が図面、図解、フローチャート、モデル、表、グラフの形式で提示されることを理解します。

また、テクノロジーのプロセスにおいて、特にアイディアを明確に表現し、質問し、評価する際に、聴く、話す、議論する重要性を学びます。

■ 健康と体育(Health and Physical Education)

生徒は、他者と尊重し合ってコミュニケーションを取り、自身の健康状態と、(健康・体育関連の)製品・情報・サービスを説明するための言語を理解します。

生徒は、「健康と体育」に関連するテキストを理解し、作成する能力を養います。これには、多様な目的と対象者に対して効果的にコミュニケーションをとり、自身のアイディアや意見を表現し、他者の視点を評価し、助言を求め、社会的及び身体活動的な文脈において適切に感情を表現する能力が含まれます。

■ 数学

生徒は、数、空間、測定、数学的概念とプロセスに関連する語彙を学びます。

生徒は、カレンダーや地図から複雑なデータ表示まで、数学に典型的な多様なテキストを作成し解釈する能力を養います。

生徒は、数学の特有の言語的特徴を含む設問(word problems)や指示を理解し解釈するために、リテラシーを活用します

生徒は、質問を投げかけ回答し、数学的問題解決に取り組み、解決策を議論し、作成し説明する際に、リテラシーを活用します。

■ 化学

生徒は、世界を探索し調査する中で、より広範な言語能力を養います。

生徒は、情報提供、出来事や現象の記述、実験の報告、データの提示と評価、説明の提供、意見や主張の提示を含むテキストの理解と作成を求められます。

また、チャート、グラフ、図、写真、地図、アニメーション、モデル、視覚メディアなどのマルチメディアテキストの理解と作成も必要です。

言語構造(language structures)は、情報を結びつけ、説明や仮説を提示し、証拠に基づいた論理的な主張を構築するために使用されます。

■ 仕事に関する学習(Work Studies)

生徒は、聴く、話す、読む、書く、他者と交流するスキルを評価し、それらを身につけることでリテラシー能力を育成します。

生徒は、情報を検索し評価する機会を与えられ、アイディア、思考、感情を表現し、意見を正当化し、他者と効果的に交流し、振り返りを行うとともに、リテラシースキルを育成するための多様なコミュニケーション活動に参加します。

ざっと以上です。これでもかなり省略して書いています。全文を読みたい方は、https://v8.australiancurriculum.edu.au/f-10-curriculum/general-capabilities/literacy/ をご覧ください。

次回は、数の能力(Numeracy)についてお話しします。

元塾 藤本豪