前回の続きです。

これから、リテラシー(Literacy)が各教科とどのように結びついているかについて紹介していきます。(全文の翻訳ではなく、とくに重要と思われる部分のみ書きます。)
なお、各教科の記載の順序は、能力との結びつきの強さに応じたものとなっています(結びつきが強い教科が先に書かれています。)
■ 国語(英語)
国語(英語)は、リテラシーの発達において中心的な役割を果たします。
当然のことなので、説明は省略します。
■ 国語以外の言語
国語(英語)以外の言語の学習は、学習中の言語だけでなく、学習者のレパートリーに含まれるすべての言語に適用可能なリテラシー関連能力を強化するとのことです。
■ 歴史
生徒は、歴史的知識を構築し、歴史的情報、概念、アイディアを探索、分析、質問、議論、コミュニケーションする過程で、リテラシー能力を育みます。
生徒は、過去、現在、未来に関する一貫性のあるテキストを構成し理解するために、言語の特徴とテキスト構造を活用します。
これには以下のものが含まれます。
・ テーマに特化した語彙
・ 出来事やプロセスを叙述するための適切な時制の動詞
・ 順序、因果関係、比較関係を示すための複雑な文
・ 説得的なテキストの特徴と構造
・ 人、場所、出来事、視点などを描写する副詞の広範な使用
・ 説明的な形容詞を用いた名詞句
■ 地理
生徒は、地理的な知識・理解を構築し、地理的情報、概念、アイディアを探索、議論、分析、コミュニケーションする方法を学ぶことで、リテラシー能力を育みます。
生徒は、地理の科学的・表現的な記述方法と専門用語を段階的に習得します。
これには以下のものが含まれます。
・ 順序関係、因果関係、比較関係を確立するための複雑な文
・ 場所、人、出来事、プロセス、システム、視点などを描写する副詞や形容詞の広範な使用
生徒は、地図、図表、写真、リモートセンシング画像や衛星画像を通じて、グラフや視覚的テキストの理解と作成を学びます。
■ 公民と市民権(Civics and Citizenship)
生徒は、オーストラリアの政治的・法的システムや現代の公民と市民権に関する問題に関する情報源を調査し、読み、分析する過程で、リテラシー能力を育成します。
生徒は、テキストのニュアンス、感情、意見の評価を学び、事実と意見の区別をつけ、政治的・社会的課題において言語や画像が意味を操作する方法を理解します。
この教科では特に、アイディア、視点、望ましい未来を明確に表現し、議論し、評価し、グループ討論に参加する際に、コミュニケーションが不可欠です。
■ 経済とビジネス
生徒は、現代の課題や出来事への概念の適用や、多様な聴衆に対して結論を伝える際に、経済とビジネスの専門用語と用語を効果的に使用する方法を習得します。
生徒は、経済とビジネスに関する問題や出来事を含む、一貫性のあるテキストを構成するために、言語の特徴とテキスト構造を活用します。
これには以下のものが含まれます。
・ 専門用語
・ 出来事やプロセスを説明する適切な時制の動詞
・ 順序関係、因果関係、比較関係を確立するための複雑な文
・ 出来事、プロセス、システム、視点を説明する副詞と形容詞の広範な使用
生徒は、テキストのニュアンスや意見の評価を行い、議論や討論に参加し、また、結論や望ましい未来を多様な聴衆に伝えにあたって熟考された立場を確立する能力を養います。
長くなったので、ここでいったん切ります。
次回に続きます。
元塾 藤本豪


