これまで長々と、OECDのSkills that Matter for Success and Well‑being in Adulthood(成人期の成功とウェルビーイングにとって重要なスキル)という報告書について紹介してきました。今回は、最後のまとめです。

Skills that Matter for Success and Well‑being in Adulthood(成人期の成功とウェルビーイングにとって重要なスキル)

OECDのSkills that Matter for Success and Well‑being in Adulthood(成人期の成功とウェルビーイングにとって重要なスキル)という報告書(「本報告書」)は、2025年の10月に出た報告書で、主に以下のことが書かれています。

1 社会情動的スキルとは何か、なぜ重要なのか?

2 社会情動的スキルは教育や認知スキルにとってどのように重要なのか?

3 仕事や生活において、社会情動的スキルはどのように報われるのか?

4 成人集団における社会情動的スキルの分布状況は?

5 政策はどのようにして全ての人の社会情動的学習を支援できるか?

上記1から5と当ブログの記事の対応関係は、次のとおりです。

1 社会情動的スキルとは何か、なぜ重要なのか?

 その2その3その4その5

2 社会情動的スキルは教育や認知スキルにとってどのように重要なのか?

 その6その7

3 仕事や生活において、社会情動的スキルはどのように報われるのか?

 その8その9その10

4 成人集団における社会情動的スキルの分布状況は?

 その11その12その13その14

5 政策はどのようにして全ての人の社会情動的学習を支援できるか?

 その15その16その17その18

本報告書は、簡単に言えば、協調性、勤勉性、情緒的安定性、外向性、新しい経験への開放性といった社会情動的スキル(social and emotional skills)が、仕事や個人の成長など様々な場面でどのようにプラスに働いているのか、そして、社会情動的スキルを伸ばすための政策としてどのような支援が考えられるかを示す報告書です。

いろいろと興味深い内容が書かれているのですが、社会情動的スキルが重要だというのは既にわかっていることで、知りたいのはそれをいかに伸ばすかという、その方法ですので、自分としては、最後の「5 政策はどのようにして全ての人の社会情動的学習を支援できるか? 」という部分が最も興味深かったです。

その中でも、具体的な支援の例として挙げられている、カナダの「成功のためのスキル」(Skills for Success)モデル(https://www.canada.ca/en/services/jobs/training/initiatives/skills-success.html)と米国の「雇用可能性のためのスキル枠組み」(Employability Skills Framework)(https://lincs.ed.gov/state-resources/federal-initiatives/employability-skills-framework)の内容が一番興味深いと感じました。

元塾 藤本豪